7人が本棚に入れています
本棚に追加
七つの世界が繋がり合ううちの一つ…天使や神達の住む世界、天界
数多の神々が日々を過ごすこの場所には神の住まいがある上層と、その手足である天使たちの住む下層がある
そして天界とは真逆の存在として伝えられている魔界はいつも、人の世に大きな口を開けているのだった
とまあここまでが私のいる世界の説明ね
私の名前はアルメン!
熾天使様の配下の上位天使の一人である!
私は熾天使様の言葉を聴きながら迷える人々に歩く道を示したり、夜の暗い道を照らす仕事をしているの
……え?地味?
言ってくれるじゃない!
いいこと?よく聞きなさい!
人間たちに道を示すのはすっごく、すっっごく大変なのよ!
間違えたら魔に染まってしまうし、脆すぎて死んでしまうことだってある
人間たちは笑えるぐらい繊細すぎるの!
私は得意だから失敗という失敗はなかったけれど!
褒めてくれてもいいのよ?
なんでこんな自分語りみたいなことをしているのかはただ単に暇なだけなんだけれど
木のヘラでボウルの中身をぐーるぐるしてるだけだし
スプーンで少し掬ってぺろりと舐めてみる
…む、ちょっと苦いわ
砂糖をもっと入れるべきかしら
最初のコメントを投稿しよう!