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「もう!サト、心配するじゃない。」
初めてミズ姉に怒られてしょんぼり。
「でも、良かった。サトが無事で。」
そう言って、ミズ姉は私をギュッと抱き締めてくれた。
あったかくて、とっても安心する。
「ごめんなさい。サプライズしたらミズ姉が喜んでくれると思ったの。」
「もういいよ。一緒に誕生日のお祝いしよう。」
ミズ姉は、新しいマフラーを私の首に巻いてくれた。
「私、もう一つサプライズ準備してたんだ。」
今年は手作りのケーキに、ミズ姉とサトの似顔絵を描いてみたの。
ちょっと下手くそだけど、喜んでもらおうと思って、一生懸命作ったんだよ。
ミズ姉と一緒に食べるサプライズのケーキは、甘くて優しい味がした。
来年も一緒にお祝いしてね。
END
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