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コンビニ店員の吉田真一は、ここ最近頭からある映像が抜けなかった。
そのある映像とは、最近夕方勤務で新しく入った有野一平という人物だった。
見た目は至って普通なのだがある行為を見てそれから何か「バケモノ」みたいな感覚なっていた。
有野がこのコンビニへ入ったとき、一週間ぐらい慣れされるために日勤に入ってもらった。
そこで、一応サブに上がった吉田が基本を教えるとのことだった。
いざ教えていくと、すんなりこなしていき大丈夫だなと思っていた時だった。
ある日の、昼休憩で、有野が先に休憩をとっていた。
休憩は、バックルームでするため休憩していない店員が入っていくのは普通だった。
それで、吉田も有野が休憩していたが用があったため裏に行くと、有野が体を丸くして何かしていた。
よく見ると物を食べていた。しかし、その食べ方が異常でムサブリつく感じで食べていて、バケモノが人を食べてるかのようだった。
食べるのもまだしも、店の廃棄の弁当やパンなどを食べていてそれを見た吉田は、何も言えなくてそのままレジに入った。
その事が、頭から離れなくて店長に言おうか迷っていたときに、レジにいた吉田に店長がボソッと「有野君辞めるって!もしかして吉田君何かした?」と意味深な発言をしてバックルームに消えていく。
吉田は「いいえ」と少し怯えて言った。
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