映画

2/3
前へ
/27ページ
次へ
【ヴァイオレットエヴァーガーデン】 もうひとつのエッセイでも語りましたけど、これは一人で観に行きました。 アニメを観てた勢には、初っ端から涙腺刺激されて、どうしようかと思った。 映像も綺麗で音楽もいい。何よりヴァイオレットちゃんが可愛い。 アニメ1話から成長を見守ってたから、もはや親戚のおばちゃん感覚です。 少佐の話が出るだけで、目がキラキラするの、本当可愛すぎる。 で、この少佐ですよ。ここからネタバレ満載+若干辛口批評入るので、これから観に行こうかな…なんて思ってる方は、スクロールお控えください。 映画版少佐、ヘタレ過ぎませんか? いや、アニメ版では再会シーンをやってくれなかったので、映画版ではがっつりやってくれるものだと、それはもう楽しみに楽しみに映画、観に行ったんです。 なのに、生きていたのにそのことはヴァイオレットちゃんには知らせず、会いに来ても雨の中放置。 大馬鹿野郎だと親友に罵られ、麻袋に詰め込んでヴァイオレットの前に放り出したいと、実の兄からは言われ、観客からは、うんうん、やったれやったれとふたりの暴挙を応援されてしまう。 海野はヘタレヒーロー好きだけど、余りにヘタレ過ぎて…。原作版の少佐はこうじゃないんです。ヴァイオレットちゃんの窮地に颯爽と現れるヒーローだし、姿を隠してた理由も納得できるものだった。 なのに、映画版の少佐は、一人でいろんなものを背負い込んで、口も心も閉ざしたままで、余り本人の想いが語られるシーンなどがなかったから、凄く独りよがりに見えた!…んですよね。 ラストはヴァイオレットちゃんの手紙を読んで覚醒して、ヴァイオレットちゃんが追っかけてくる少佐に気が付いて、船から海に飛び込んで(このシーンもいささかのためらいもないの、ヴァイオレット、マジヒーロー)、ふたりは無事再会を果たして、想いを伝えあうことが出来るんだけど…。 正直、このシーンはあんまり入り込めなかったなあ…というのが感想。泣いてた人もいたから、感動的に仕上がってるんだけど、ただ、心から良かったね、というには余りにも少佐が…っ。 どうしてこうなった。ロリでも義眼でもカッコよかった少佐返して。 改めて、ヒーローをカッコよく描く、って難しいんだなあ…と痛感した映画でした。 少佐にもやもやするのは間違いないけど、トータルで見ると、やっぱりいい映画だし、いいお話だと思うので、アニメ観てた方は完結編、観に行かれることをおススメします。 まあ要は、海野が勝手に期待値上げ過ぎた、ってことかもしれない。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加