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コンビニ店員の吉田真一が暇になった店内のレジでボッーとしていると横から店長が「吉田君!あそこで立ち読みしてる人前に勤めてすぐ辞めた有野君でない?」と聞いてきた。
吉田も立ち読みしてるお客を見ると、数か月前の出来事を思い出した。
数か月前にあの有野は廃棄をバケモノのようにムサブリついて食べてた。その光景を見てしまい何も言えなくてそのまま有野は辞めてしまいそれっきりだった。
そんな有野を久しぶりに見て「有野君ですね。」と店長に言うと「やっぱりね。」と言ってバックルームに去っていく。
吉田も煙草の補充をしてるといつの間にか立ち読みしていた有野もいなくなっていた。
今日の店内は暇な時間が多くて吉田もボッーとしてる事が多かった。
すると、 また横から店長が「吉田君ってさ、誕生日いつ?」といきなりどうでもよい事を聞いてきて、履歴書見ればわかるだろうと思ったが吉田は「12月ですけど」と言うと「そうなんだ!」と言って変な間ができたので自分のも聞いてほしんだと思い吉田は「店長はいつですか?」「僕?僕ね来週の21なんだよね。」と言ってバックルームに去っていく。
意味わからない質問だなと思いその日は終了した。
日がたち、店長の誕生日になった。
吉田はすっかり忘れていて、出勤したときに店長に「吉田君。今日って何かあったけ?」と聞かれたが思い出せなくて「何かありましたっけ?」と聞き返してしまい店長はションボリしながら「何でも。」と言ってバックルームに行く。
その後、吉田は思い出したので仕事が終わったときに店長に「店長、誕生日っすよね?今日このあとご飯行きません?」と聞くと店長が目を輝きながら「覚えててくれたの?ありがとう。でも、今日はさ、ちょっと用事があるからね。で!吉田君、僕へのプレゼントは明日の仕事代わってもらえるかな?」とシフトの事を言ってきた吉田は「いいですよ。」と返事をしてしまい、店長が「ありがとう!では、明日宜しくね!お疲れ様でした。」と言ってバックルームから出て行った。
吉田は「お疲れっす。」と言った。
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