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翌日。 順次は仕事が終わって、帰宅しようとエルグランドに乗り込む。 安全確認して、順次はエルグランドを出発させる。 そのときだった。ズボンのポケットに入れていたスマホが鳴った。 迷惑にならない様に、路肩に停めてスマホの受話器マークをタップした。 「敬子。何かあったのか?」 順次が聞いた。 『別に。声が聞きたくなってって…… もう照れるじゃん』 敬子はそう答えた。 順次は、敬子が顔を真っ赤にしているところを想像して、思わず笑顔になる。
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