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02
翌日。
順次は仕事が終わって、帰宅しようとエルグランドに乗り込む。
安全確認して、順次はエルグランドを出発させる。
そのときだった。ズボンのポケットに入れていたスマホが鳴った。
迷惑にならない様に、路肩に停めてスマホの受話器マークをタップした。
「敬子。何かあったのか?」
順次が聞いた。
『別に。声が聞きたくなってって…… もう照れるじゃん』
敬子はそう答えた。
順次は、敬子が顔を真っ赤にしているところを想像して、思わず笑顔になる。
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