ヒメガミ地方に行こうと思ったがそもそもなみのりできるヤツ居なかったぜ

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刹那「しかしこの船、人が居ないことと食料とか何もないことを除けば快適だな」 ムウマージ「お腹すいたよぉ……」 刹那「とは言え、俺も腹が減ってきたな……それと眠いな……」 リザードン「確かに、まだ夕方前なのに眠いな……」 刹那「実際に俺たち以外は寝てるしな……寝るか」 ムウマージ「確かに、アタシも眠気が勝ってきたかも…おやすみ~」 …………。 そこから何時間寝たかは分からない。だが突然船が止まったのが分かったので、俺はベッドから起きることにした。 刹那「……? どこだここ?」 キュウコン「…どうやら上陸したようじゃのぅ。ヒメガミ地方に」 カイリュー「……時間は夕暮れだ、とりあえず近くの町探すぞ。このまま野宿ならそれも構わないがな」 サーナイト「ちょうど看板も立ってますね、この看板によると、このまま真っ直ぐ行くとテンジンタウンに行けるみたいですよ」 アブソル「…仙人とかが居そうな名前の町だな、まあ良い。向かうぞ」 テンジンタウン 春風薫る春の町 穏やかな気候ゆえに過ごしやすく、1年を通して気温の上下が激しくないのが特徴。 また、テンジンタウンを下に行くとある海辺からは海に出られる。逆に上に行くと1番道路に行けます。 ヒメガミ地方の出発の町。 刹那「…だってさ」 ムウマージ「とりま、宿探そうよ。この町そこまで広くないからこれなら夕暮れまでに探せるっしょ」 アブソル「しかし、綺麗な桜だな」 キュウコン「ソメイヨシノ、じゃな。この種類は」 刹那「…でもおかしくないか?今冬だぞ。 冬に咲く桜って……しかもソメイヨシノは冬には基本咲かないだろう?」 キュウコン「恐らくじゃが、この町は看板に書いてあった、1年を通して気温の上下が激しくない。つまり年中春の気温、と言うことじゃないのか?」 刹那「成る程な、まあ異常気象で片付けるのは早いけど、来たこと無い地方だから逆に興味深いな」 「お、珍しいね。この町に海辺から来た人が居るなんて……観光客かい?」 突然、人に話しかけられる。見た目からして研究者のようだが……。 ハル「はじめまして、僕はハル。まあ、ヒメガミ地方のポケモン博士って所だね、職業は」 リザードン「こちらこそよろしく、エメリヒッヒ博士」 ハル「人違いだよ、博士違いでもあるけど。 それより、君たちは何でこんなところに居るんだい?」 キュウコン「宿と食事を探しておるのじゃ」 ハル「成る程ね、なら着いてきて。いきなり会った僕を信用してくれるのなら、だけどね」 刹那「……まあ、アンタが博士だってのは首に下げてるヤツに名前と写真が張ってあるから信じるさ。だけど何故俺たちに話しかけてきたんだ?」 ハル「珍しいからね、観光でもなんでも、人が来るなんて。 それに、君は見たところトレーナーだから、後でタウンマップを渡さないとね。この地方は地図無しで歩くには少々不便だからね。 僕に着いてきて、研究所まで案内するよ!」 アブソル「……しかし、全体的に和風だな、この町は」 ハル「そうだね、ヒメガミ地方の大半の町は和風になってて、例外を言うとするなら ミレニアムシティとチャンピオンや四天王が居る所位かな」 刹那「成る程な」
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