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ハル「ここが、僕の研究室だよ」
そう言われた部屋はなんの変哲もない研究室だった。
ムウマージ「普段はなんの研究してんのさ、博士」
ハル「ん、僕かい?
ポケモンの研究、と言いたい所なんだけと、最近は様々な地方で研究が進んでるからね。
まあ今、刹那君の手元にあるタウンマップにこの地方のタウンマップのデータをインストールしたりとか、所謂アプリケーションの研究や開発をしてるかな。
あんまり博士らしくないと我ながら思ってるけどね。本当はポケモン研究の博士ではあるよ」
アブソル「…成る程な、ちなみにアプリと言ってもどんなものがある?」
博士は料理をしながら答えてくれる。
ハル「そうだね、まずはさっきも言ったけどタウンマップもそうだし、デリバリーやネットショッピング……後は変わり種で言うとミレニアムシティの人がよく使ってるアプリに仮想通貨のアプリとかもあるよ。
まあ最近はスマートフォン一台で何でもできると言っても過言ではないからね、自然とアプリの需要も増えるって訳さ」
アブソル「…結構熱心に開発してるんだな」
ハル「まあ、博士と言ってもお金がないと生きていけないからね。
ポケモンの研究分野から少し遠退いた分はどこかで釣り合いを取らないとね」
カイリュー「しかし助かった、宿を探そうにもこの街にはポケセンもないのでな。最悪野宿を考えていたところだ」
ハル「あぁ、気にしないで。丁度僕の家に使ってない部屋が幾つかあるから」
刹那「ありがとう、助かるよ」
ハル「まあまあ、そんなに感謝しないでよ。
久々の来客だから僕もお話を聞かせてもらいたいしね。さ、できたよ」
なんの変哲もないシチューである。
が、とてつもなく美味そうだ。
リザードン「うめぇ!!!」
カイリュー「……アリだな」
ムウマージ「美味っ!?」
アブソル「…これは美味い」
サーナイト「手作り故の素材の味が生きてますね」
キュウコン「ふむ、美味じゃ。おかわりを貰えるかの」
刹那(素材の味もそうだが、これは手間暇かけてる味だな……)
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