翌日

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さて、適当な場所にでも行く「少し待つがよい」 刹那「何だよ、キュウコン?」 俺は急にボールから出てきたキュウコンに話しかける。 いい忘れててがこの世界でのポケモンは人に近い…擬人化と言う言葉が適切だな。なのでボールに入れるも、つれて歩くも自由である。 キュウコン「全く…妾をこんな窮屈な所に閉じ込めるでないと何度言えば分かるのじゃ、お主は? それより、シロナが言っていたヒメガミ地方について知っているから教えてやろうと思っての」 刹那「マジか!?」 キュウコン「ヒメガミ地方に行く条件も知っておるが、妾からは言わん。理由は簡単じゃ、その条件を人間が知ってしまうとヒメガミ地方に行けなくなるからじゃ。 でも、お主は条件を満たしている、とだけは言っておく」 刹那「つまり人生で1度しか上陸できないってことか? だってヒメガミ地方に行ったとしてもそこで知ってしまったら次からは行けなくなるんだろ?」 キュウコン「まあ、ポケモンが知ってる分には問題ないのじゃがな。 人間が知ると行けない、故に知っていても言わない、もしくは言えない、と言うわけじゃ。そしてヒメガミ地方は考古学等と関わらないと名前すら知る事が出来ぬレベルで誰も知らない、そんな場所じゃ。 ……まあ、世の中には例外と言うものがある。ヒメガミ地方に1度でもたどり着いた後で条件を知る分には次からも来れるから安心するとよい。 まあ、知っていても他人に伝えると来れなくなるからな。だから条件不明なんじゃよ」 刹那「成る程な」 キュウコン「まあでも、おおよその位置や方角が分かってるだけでも人間は進歩しておるのぅ、いつかは秘密を知っててもたどり着けるようになりそうで怖いわい……時に探求心は人を悪魔に変えるからの」
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