覚醒

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何もしていなくても腹はへる。 動いていない分、目覚めた最初の食事より、少ない量でお腹がふくれ少し残した。 食べ終えたトレーをさげらる事もなく時間が過ぎてゆく。  《コレは、全部食べないとダメな感じか?》 残り物を、トイレに流そうかとも考えたがやめた。 この状況の中、監視下の中で残り物をすてるのは『やめろ』と頭が言った。 食べたくないからと言って、食べずにいたら腐らした物を、最後には口にいれるはめになるだろうなと、口を閉じて理解した。 残した物を口にすべらせて、水分をゴクン。やや甘い水が、味としていつまでも残り嫌な感じがした。 ・・・・・・・     ・・・・・・・ 数分後・・・ コップの水分まで、きれいに口の中にとけた。 時計もない・・・ 何もない所で、たってゆく時間の流れのはやいこと?遅いこと? ただ流石に、無駄に時間がすぎてしまう事は私の頭が『よし。』とは言わなかった。
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