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「わぁー」
ビックリして声を思わず出し、私は慌てて自分の口をふさいだ。
部屋の電気は、消灯時間がきたら自動に消えるように設定してあるように勝手に明かりが消えた。
《あ~もう寝ろって事か!?》
私は、ベッドの位置まで身体を屈め這って手探りで見つけた布団の中へ潜り込んだ。
一日の終わりが、突然きたせいもありストレスでなかなか眠れなかった。
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ウトウトうたた寝の最中に、物が動いている気配がする。
ハッと目を凝らしても暗くて無理、耳を澄まして音が聞こえてくる方を寝ていた所から見た。
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次第に聞こえていた音も、なくなり少しの安堵に睡魔が襲う。
「あぁ~はぁ~う。」
・・・・・・・・zzz
目覚めた私の目の前には、大きな段ボール箱がデーンと置いてある。
中を開け見ると、使ったタオルや衣類を入れるかごにシャンプーとリンスetc・・・
独り言の文句のおかげか必要な物がそろった。
全部そろうならば、ブツブツと文句を言えばいいのだが時計がない事で、少し考えをかえた。
今日も三度の食事、軽く運動してから風呂で消灯。
壁に自分でカウントして20回目の朝、デジタル時計&文字が書かれたメモと棚。
「( -_・)?何だろう?」
《日時はあっています、そのままお使い下さいだと!?》
「お~そうきたか、使えって言うなら使おうじゃないか。」
時計の時間はAM6:08日付は10月22日。
時間までは分からないが日付はあっていた。
多分、外は朝だろう。
今、手にしている時計は大どんでん返しがないかぎり信用してもよさそうに思えた。
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