覚醒

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・・・・・・・・・     ・・・・・・・  「はぁ~」 気を失っていたのか、私のベッドのまわりに、いろいろな器材がならべられている。 口に酸素マスク、腕には点滴、手足は出血でかなり痛い。 ピッピッピッと器材が音を出している。 私は、覚めたり眠ってしまったり、白衣を着た医者達が興奮している理由は、何なのか聞きたいと腕を上げた・・・ ・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・ 私の腕は、白い包帯が、色が変わるほど赤赤と染まり、腕?腕ではないものになっている? ぐるぐる巻きになった包帯に手をかけようとしたら、掴む手に阻まれた。 この部屋は、鏡もなく自分のすがたがどんな事になっているわからないでいる。 酸素マスクをはずし、声を発したいが、喉のあたりが熱く口をあけるたびに、痛みが走る。 私を掴んだ手のように、白衣を掴むが痛みで力がはいらずスルリとぬける。  《この苦痛がいつまでも続くのか、もうすぐゴールなのか誰か、誰でもいいからおしえてくれ。》 痛みで身体はねじれ、数人の男達が私をベッドに押さえつけ、一本二本と立て続けに注射をうつ。  《あぁ、私は、どうなる・・・》 白かった部屋は、赤赤と染まって・・・ 赤い血は、私の身体から吹き出たのだろうか、身体の至るところが疲弊し、だんだんと痛みも鈍く感じる。  《私は、なんのために・・・あ・・・》 ー-―ー-―ー-―ー-―ー-       ー-―ー-―ー-―ー-―ー-           ―ー-―ー-―ー-―ー-――
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