覚醒

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覚醒

目覚め・・・ 私は、ごくごく普通に、朝起きるように目が覚めたら白しかなかった。  《な!》 目を右手でこすりもう一度見た。  《やっぱりし・ろ・白い部屋!》 ベッドに横たわる自分の身体を起こし足を床につけた。 自分の着ていた部屋着ではなく白い真っ白な衣に再度驚いた。 ズボンに手をかけ・・・ 下着も白い、自分の身体以外は真っ白に統一されていた。  《徹底しているな❗誰だ!?何のために・・・》 私は、今いるこの部屋をテクテクと歩きまわりながら、ふたつある内のひとつの、ドアのぶに手をかけドアを開けた。   《風呂とトイレか!》 別の・・・もうひとつのドアに手をかけたが開かなかった。  《( -_・)?!?閉じこめられてる?》 私は、何回もドアのぶをひねったのに開かずあきらめた。  「はぁ~」 開かないドアの横に座り、ない頭をフル回転させながら考えていた。 部屋は白いが普通の病院と大差がない、冷蔵庫やテレビもあるし・・・ 後は、食事があれば入院患者と代わりないと組んだ片方の足を台のようにして、手で顔を支えながら考えていると・・・ 小窓が開き、食事がトレーにのせられて置かれた。 毎朝、必ず朝ごはんを食べる私にとって鼻からぬける匂いには勝てなかった。  「うまっ。」 普通にうまかった。 食べながらコップに、注がれた水ではない物を飲んだ。  《み、水に少し・・・甘い味?》 食べ終えた後に、私はコレは大丈夫だったのかと不安になりながも、身体に異常がないか様子をみることに・・・そうするしかない。 何もしなくても時間は過ぎてゆく。 時間にして、どれくらいたったのかはわからないが、食事の時間になったのだけは分かる。 白いトレーに白い食器のご飯が運ばれた。
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