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1.男性から告白されている私
現在、私は某公園に居ますけれど、目の前には
川原敬という男性が居ます。
どうして川原敬がいるかというと以前からお知り合いで
どうも私の事が気に入って、私の事を呼び出して告白
しに来ているのです。
しかし、私はタイプでもないし、それに売れない作家さん
とはお付き合いするつもりはございません。
どっちでもいいけど、早く終わらせたい。
「琴音、俺の恋人になってくれよ」
「嫌よっ」
「どうしてだよ」
「売れない作家だから」
「が~ん」
川原敬は頭を抱えてショックを受けている。
ショックを受けてても私には関係ありません。
「私は行くね、バイバイ」
しかし、川原敬は私の衣服を掴んでこう言ってくるのです。
「なぁ、琴音の事を愛しているんだ」
「気持ち悪いやめて、売れない作家さん」
「どうして名前で呼んでくれないんだ?」
「嫌です」
好きでもない人に名前で呼ぶなんて嫌でした。
それに川原敬はしつこい。
私が何処かに行こうとすると川原敬は着いてくるのです。
「ねぇ、川原敬さん、ストーカーするつもりですか?」
「いやっ、そんな事はしない」
「じゃあ、はっきり言います」
「はい」
「川原敬さんは売れない作家さんなのでお付き合いしません。
生活能力ない人とは恋人にもなれません」
「後は不潔、汚い、なにその容姿」
「そこまで言わなくてもいいじゃないか」
「事実じゃない」
「そうだけどさ」
川原敬という男性は不潔で汚いというのもあって嫌だし、
臭い匂いもしているのです。
早いお話お風呂などに入ってないのでしょう。
そんな小綺麗にしてない人とはお付き合い出来ません。
「今理由を言ったよね」
「はい」
「そういう事だからじゃあね」
私は完全に川原敬という男性を振るとスッキリしています。
こんなにも振るというのはいいものですよね。
好みのタイプじゃないし、恋人にならなくて正解でした。
私は私できっと大好きになれる異性が現れるのを
待つ事とします。
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