贖罪

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贖罪

御釈迦様は、極楽浄土にあると噂されている、下界に堕ちた人間らしからぬモノの空想の中にある蓮池の畔で、ブラリブラリ~とお歩きになりながら、ブツブツと念仏を唱えるかの様に、独り言を呟かれておられました。 ……………………………………☆おしまい☆ ………等と申し上げますと、遠い未来の世界で、必ずと言って良い程に申し訳ないくらいに、ワタクシもゴルゴダの丘で十字架に掛けられて、処刑されてしまうのでしょうか?………これ又、シッケイ致しました。www 何時まで続くの?………『死刑制度』。。。 イエイエ、イエス・キリス~ト!!! 全ては、おしまいでは無く、ワタクシのホンの子洒落た悪戯に因る、『お芝居』でした。 それが、ホントの『神芝居』? それって、ホンマでっかぁ??? ………いいえ。 お伽噺は、始まったばかりでありますから、まだまだお話は続きます。 御釈迦様は仰りました………。 「………何時の世になれば、地に堕ちたヒトの世と言うモノは、平和になるのだろうか?」 そこへ、1人のユダヤ人と思われる人物が、傍らへと姿を現しました。 彼の名前は、………ヨシュア。 誰もがイエスと思われている人物なのではありますが、実名をヨシュアと申しました。 シャカはヨシュアに仰られました。 「………やっと、戻ったのですね?」 ヨシュアは答えました。 「………いやはや、とんでもない目に会ってしまいました。やはり、アナタがワタクシにその遺志を伝えられておられたのですね?」 ………シャカは静かに頷かれました。 「………しかし、御主は勘違いをしてしまった。」 「………はい。」 「………神々と言うモノは、下界には長らくは存在する事は出来ぬ。御主は、天使の存在でありながらも、神の名を語ってしまった。」 「…………………………………………。」 「………それが、御主が背負ってしまった贖罪と言うモノだ。………今、一度、御主に問いたい。」 「………何で御座いましょう?」 シャカは、申されました。 「………御主は、コキュートスと呼ばれる下界を救えるとは思っているのか?」 「………いいえ。ワタクシは、救えませんでした。むしろ、足元を掬われてしまいました。現世に於いても、ヒトの世の中と言うモノは争い戦く事を忘れる事が出来てはおりません。」 その時、シャカはギロリと眼を見開き、ゆるりと呟かれました。 「………どうやら、最期の審判の福音書に印を結ぶ時代がやって来たのかも知れぬ。」 ヨシュアがシャカに話しました。 「………やはり、アナタがゼウス神であった方だったのですね?………やっと、出逢えました。」 ゼウスは語られました。 「………しかし、このワシに一杯の粥を差し出してくれた幼子の様なモノ達までもを巻き添えにはしたくは無い。………いやはや、困ったモノだ。」
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