天地創造

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 こいつはすごい。夢だかなんだか知らないが、全て私の思い通りになるらしい。  そうか、それならせっかくだから、もっとスケールの大きなことをやってみたい。 「しかし……さすがにこれは無理かな?」  私はためしに心に念じてみた。そのとたん、空に煌々と輝く巨大な星が現れた。 「太陽の誕生だ!」  喜んだ私は、続いて月をつくり、その他の星々も出現させた。 「なんて素晴らしいんだろう」  どうやら、できないことなど何もない。  私はこの世界をもっともっと素晴らしい世界にしようと、さらに強く念じ始めた。
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