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「あっ、んふう……、ロベ、ルト……」
返事の代わりか、きつく先端を吸われる。ジェイミーは悲鳴を上げて腰を跳ねさせる。
「ベッドの上ではやんちゃだね。ジェイミーは」
愉悦を含んだ声でロベルトに言われながら、チロチロと先端に舌が這わされる。同時に片足を抱え上げられて、腰の位置を上げさせられる。
「あんっ」
ここしばらく、誰にも開かれていない秘孔の入り口をロベルトの指で揉み解される。
「――ジェイミーの秘密の花園の門は、硬いね。俺、少し疑っていたんだよ。ダグラスかシンが、この門をノックしたんじゃないかって」
「何、バカなこと――」
グッと秘孔に一本の指が挿入される。いつの間にか唾液を施していたらしく、濡れた指は蠢きながら付け根まで秘孔に収まった。
「んっ、んんっ」
「素敵だよ。ジェイミーの中は、すごく狭い。それに、興奮してる? 熱くなって、指一本なのにヒクヒクしてるよ」
すっかり身を起こしたジェイミーのものを何度も舐め上げながら、ロベルトが秘孔から指を出し入れする。
すぐに指の本数は増やされ、二本の指で秘孔を掻き回される。その頃には、高ぶったジェイミーのものは限界に達していた。
「ロベルトっ……、も、う――」
「いいよ。出して」
震えるものをロベルトの口腔に含まれ、ジェイミーは半ば惑乱して首を左右に振る。思わず英語で嫌だと訴えていたが、秘孔を強く指で押し上げられて内からの刺激に促される。
ロベルトの口腔に向けて、絶頂の証を迸らせていた。
ギュッと秘孔が収縮する。その感触を楽しむように、素早くロベルトの指が動かされて、淫靡な湿った音がジェイミーの耳に届く。
もう、どうにでもしてくれという気分になっていた。
顔を上げたロベルトが、濃密な行為の最中には似つかわしくない無邪気な笑みを浮かべて、ジェイミーの瞳を覗き込んでくる。
「……いいね。すごくきれいだ、ジェイミーの瞳。アイスブルーが濡れて、セクシーだ。思っていた以上だよ」
汗で頬や額に張り付いた髪を、指で丁寧に払われる。
見つめ合ううちに、ごく自然に唇を重ね、自分が放ったものを受け止めたロベルトの口腔を、舌で舐め回す。
そんなキスの間にも、ジェイミーは促されるままロベルトの腰に両足を絡める。
秘孔で指を数回出し入れされてから、引き抜かれる。すぐに、逞しいものが押し込まれてきた。
「あっ、ああっ」
ロベルトの滑らかな背に両腕を回してしがみつきながら、ジェイミーは堪え切れない声を上げる。
「感じる? 俺がジェイミーの秘密の花園に入っていってるの。もっと奥まで入るからね」
耳に唇が押し当てられて、低く淫らに囁かれる。言葉通り、ぐいぐいとロベルトの腰が進められ、ジェイミーの秘孔は押し開かれ、擦り上げられていく。閉じられないよう、しっかり逞しいものを含まされたまま。
「ふっ……ん、んあっ、んあっ、奥、来て、る……。ロベルトの、熱いのが――」
「いいよ、ジェイミー。よく締まってる。とても気持ちいいよ」
深々とロベルトに貫かれて、ジェイミーは心身共に官能によって蕩けさせられる。
求められるままロベルトと両手を繋ぎ合わせ、ゆっくりと間断なく、秘孔深くを突き上げられる感覚に身を任せる。
「あんっ、あんっ、あんっ、あっ、いいっ」
「俺も、最高。ジェイミーの中で、溶けそうだよ」
思わずジェイミーは笑みをこぼす。
可愛い、と囁かれて、チュッと唇を吸われる。ジェイミーは繋がれた手を解き、夢中でロベルトにしがみついていた。
熱くなったロベルトの体に包み込まれ、圧倒される。
波のように規則的に秘孔を突き上げ続けられ、間欠的に声を上げて静かに乱れていたジェイミーだが、ふいに動きが止まる。すがるようにロベルトを見上げていた。
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