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両手を一括りに持ち上げられ——。
そのまま壁に背中を打ち付け胸を突き出した形で嬲られる。
「アア……」
いい気分だ——。
強引な口淫とは反対に僕の素肌を弄る手つきはこの上なく優しい。
「こんなのっ……地獄だよっ……」
「すぐに天国に行かせてやるさ」
征司は待ったなしだった。
「アンッ……!」
僕の身体をひっくり返すと
我慢のきかなかった10代の頃そのままに細い腰を押さえこむ。
「やめて……後悔する……」
言ったって抵抗できないのも
止まらないのは分かってた。
「後悔?後悔なんて誰がする?」
「んあああっ……!」
征司は僕の中を求め、いきり立つものをあてがうと同時体重をかけた。
「はあっ……ああ……」
後悔するのは僕——そして九条さん。
「何を言ってもおまえの身体は俺を受け入れる。ほら、こんなにすんなりと——しっかりと」
この人は多分——しない。
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