辛い日々から一変した

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辛い日々から一変した

ある村で生まれた私は、村のみんなに気味悪がられている。 悪魔の呪いだ。と言って、みんな避けていく。 私は人間・・・と言っても誰も信じてくれない。 それはそうだ、私は人間とは明らかに違う部分がある。 頭には角が生えていて、左腕の一部は化け物のような腕。 他は人間の女性と変わりない。けど、それだけで人間は私から遠ざかっていく。ある人は罵り、ある人は悪魔だ、と言って剣を持って殺しに来たりする。 私は逃げた。 そう、遠くまで。 そして行き着いた所は深い森の廃村。 ここは数十年も前から廃村になっている村で、人は誰一人寄り付かない。 私にとっては安らぎの場所だった。 誰も私を化け物とは言ってこない。 殺しに来ない。
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