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もうすぐ、夏が来る。
梅雨の晴れ間というやつだ。
ほんわかとした陽気が気持ちを緩やかにする。
3階の窓から見える空は広く、
まだ入道雲に足りないふわふわの雲が浮かんでいる。
深く息を吸うたびに
睡魔が全身を襲う。
なんて心地よい時間だろう。
ボクの体がふんわりと夢の世界へ・・・。
「さあ、そこまで!終了です。」
突然、バカでかい声に体中が震える。
ボクは夢の世界から帰ってくる。
目が覚めた。
答案用紙が真っ白だ。ボクの頭も真っ白になる。
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