華麗なる豪族たち

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 なぜか上から目線の小田原氏。  それを他の豪族たちが黙っているはずがなかった。  「おい小田原…!何様のつもりだ…!」  「いっぱしな口を叩くな…!」  「箱根がなければ何も出来ないクセに…!」  小田原氏は早々に司会役を解任された。  「まあまあ、みなさん。せっかく集まったのですから仲良くやりましょう」  これは東京町田地方を治める東京町田氏だ。  この一言に豪族たちは拍手喝采した。  東京町田氏のマブダチである立川氏が司会進行役を行ってくれることとなった(立川氏の勢力は八王子地方にも及ぶ)。  「みなさん、今回の議題は関東統一です。それぞれの意見を交わしましょう」  真っ先に口を出したのは永田地方(永田町。国会議事堂近辺を指す)を治める永田氏だ。  その永田氏は※桜田ファミリアのメンバーだ。  ※桜田ファミリアとはパトロンである欧米貴族から莫大な資金援助を受けて自国の財産等を搾取してはそのパトロンへ横流しをする団体である。  「関東は元々我ら永田一族のものだ…!今更何を言うか…!」
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