プロンプトがコルの家にただ居座る話

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グー…グー… プロンプトはスマホを握ったままいつの間にか寝ていた。 どこかの王子のように、よく寝る子だ。 ガチャッ 玄関が開く音がする。 もうコルが帰宅する時間だった。寝すぎにも程がある… コルは静かに寝室へ入ってくると、ベッドの前に立った。 静かにしゃがみ込み、寝転がるプロンプトに目線を合わせる。 プロンプトが目を開けると、コルは見てた事を悟られたくなかったのか、顔を逸らした。 プロンプト「ん…おかえり…コル…」 プロンプトが目を擦りながら起き上がると、コルもすぐ立ち上がる。 コル「ただいま…。今日はずっと寝てたのか?」 プロンプト「うん…ゲームしてたら寝ちゃってた。」 コル「どこかの王子様みたいによく寝るなお前も…」
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