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「もっと気持ちよくなりたいか?」
そう耳元で囁くと、小さくうなずいた。
密着しているのだから有働のモノがどうなっているかは香月も感じているだろう。
それを押し当てると、香月が色っぽい目をして見上げた。
ぞくぞくする。
「下を脱げ、香月」
ズボンを脱ぎ、すべてが晒しだされる。
零と触りあいをしていたので見慣れているはずなのに、綺麗だなと太ももを撫でた。
「もっと気持ち良くだなんて、有働は随分といやらしいんだな」
口角を上げる零に、
「違いますよ、零様。香月が俺をいやらしくするんです」
と尻を撫でれば、腰を浮かせて揺らし始め、それがたまらないのだと後孔へと指を入れる。
「ひゃぁん」
香月の中は熱く、そして柔らかい。
「零様、香月の中を知っているのですか?」
「いや」
この美貌といやらしい体をしているのに味を知らないとは。
「後ろ、自分で弄ったのか?」
その言葉に、香月の頬が赤く染まる。
「だって、有働に入れてほしいって思ってたら、前だけじゃ物足りなくなって……」
「あぁ、だから二人きりの時にはおもちゃで遊んでくれとねだったのか」
そんなことをしていたのは。それも見たかったと思いつつ、すんなりと指を飲み込んでいく理由が、他の男ではなくてよかった。
ズボンを下ろし、かたくなったものを後ろへと押し当てると、香月が顔をこちらへと向ける。
「有働の……」
どれだけ嬉しいのか、口を開けて惚けていた。
「香月、顔がだらしない」
「だって、ずっと夢に見ていたから」
プライドが高そうに見えるのに、有働や零の前では素直な表情を見せる。こういうところが可愛くて、好意を抱かずにはいられないのだろう。
「んふっ」
指を増やし充分にほぐれた後へと自分のモノを挿入する。
「あ、あぁぁ……」
そのやわらかくて熱い個所を激しく打ち付ければ、身体を善がらせて黒く長い髪を乱しながら香月が有働にしがみ。
鳴き声を上げながら絶頂を迎え欲を放った。
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