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〈 ボクの心…… 〉
痛みがあらわれている、顔やカラダや心に…。
毎日が突き刺すように流れて動いていく。
その苦しみは誰かが素知らぬフリで蹴っていった空き缶のようにカラッポの音をたてていく。
灰色の空が誰かに傷つけられて泣いている子のようにみえた。
あの建物はボクの心のシミが何重にも染み込んでいる。
とんできた鳥がわけもなく騒いでいる。
それをきく度にボクの心はオモくなる。
あの人の子守歌はもう遠い過去で涙で埋め尽くしても届かない。
どこかの舟がポツンと揺らいでいる。
その舟に乗りボクはどこかへと旅立つかもしれない…。
それは幻想かもしれない…悲しい過去かもしれない。ボクのうんだ勝手な物語かもしれない。
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