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「とにかく今日はもう帰ってください!」
潤一はふてぶてしく薄笑いを浮かべていた。
この人はどうしていつも余裕があるのだろう。
なぜ、私はいつも取り乱してしまうの?
「じゃあ、悠李、雪花、またな!」
潤一が悠李と雪花に軽く手を上げた。
「あ、あの、これ、、つまらないものですが」
うなだれて押し黙っていた美穂先生が顔を上げて、ケーキが入っているような箱を差し出した。
「いりません!!」
ヒステリックに返答し、玄関のドアを閉めた。
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