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神からも愛さる者。
「こ、この子は・・・」
生まれた赤ん坊の前に立ちすくむ。
女の子とし世に生まれ
膨大な霊力に身を包む。
「この子には普通の女の子して育てましょ、あなた。」
彼女は、生まれたばかりの赤ん坊の母親である、若宮文子。
「あぁ・・・。そうだな。このままでこの子の将来が・・・。」
父親の若宮大地。
「文子、大地。我が純蓮を加護する。
心配などいらぬ。」
長い銀の髪の毛をなびかせそう言う。
整った顔でとても嬉しそうに微笑み
生まれた赤ん坊を抱き上げる。
「ソフィ・・・。あなたがいるなら心配はいらないわ。
これからはこの子をよろしくお願いするね。」
そう言って文子は疲れもあったのか眠りについた。
いつの間にか名付けられていた赤ん坊の名前、純蓮。
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