あれから16年後

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「え?誰?・・・・・っあ。」 しかし純蓮は川の中へ引き込まれてしまった。 (あぁ・・・私溺れて死ぬのかな・・・。) 川の中から青白い光とは全く別の黒い霧が 純蓮を包み込もうとしている。 「この下等な怨霊の分際で純蓮に触れるとは。  よっぽど命がいらないみたいだな。」 さっきと同じ声の主。 それと同時に黒い霧が一瞬で消滅した。 (だ、だれ・・・。けど懐かしい気がする。) そして私は意識を手放した。
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