あれから16年後

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「本当にずるい!いつもいつも純蓮だけ!」 また由香は嘆いていた。 いつもこんな感じで純蓮には多くの動物が押し寄せてくる。 それを毎回由香が羨ましがっている。 だんだん周りが薄暗くなってきた。 「もうすぐ夜になるし今日は帰ろうか。  また休みの日にゆっくり来よう。」 純蓮はそう言って立ち上がり動物達をなでた。 「はーい。次こそは狼触らせてもらう!」 狼は由香には触らせなかったのだ。 二人とも立ち上がって帰ろうと 山を下りていく。
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