眠りにつく俺の話

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 お嬢ちゃん。  もし、どこかで同じくらいの女の子と出会ったら。一回だけでいい。にこっと微笑んでくれないだろうか。  俺は、それだけを願う。  願って今度こそ空気を読む。  クマのぬいぐるみの中で。  俺は意識を閉じていく。  みんなが幸せでありますように。  とこしえの国に旅立っていく。                終わり
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