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僕の人生、不幸でろくなものではないと思っていたけど……。
こんなに幸せになれるなんて思ってもいなかった。
誰かを愛したり、愛されたり、そんなのとは無縁に生きていくと思っていたのに…。
葵は左手で光っている指輪と、愛する恋人の顔をゆっくりと見上げた。
僕はなんて運のいい男だろう。
こんなに素敵な人に出会えて生涯を共にできるなんて。
この人を幸せにしたい。
この人となら幸せになれる。
「末永く……よろしくお願いしますね」
にっこり笑うと葵は今度は自分から修一に口付けた。
[END]
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