プロポーズ

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b5dd18f6-8642-4a16-8c72-df92f9c05898 大学の進路のことでわっちゃんに本気でぶつかってみた。それまでも何回か言ってみた時もあまりいい顔しなかったけど、その日は特に喧嘩腰になった二人だった。 「なんでわざわざ東京まで行かないけんと!」 「福岡でもできるやろ!」 「(かなで)は俺と離れたいと!?」 両肩を痛いくらい強く掴んでアタシを睨んだ。 「痛かやん!」 「離れとおなかに決まっとおやん!」 「なんでそげんこと言うと!」 「アニメーターになりたいって…」 「前から何回もそう言ってたよね」 あなたの手を激しく振り払ったアタシ。 「それにわっちゃんも…」 「アタシの夢、応援してあげるって」 「言ったよ、ああ、言ったよ」 「今だってそう思っとおよ」 「なら」 「でも!」 さらに大きな声で(かぶ)せたあの日のあなた。 「でも!なんで東京なん!?」
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