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え、酷い。傷付くぜ?その目は。汚物を見るような目やめい…
「あのね、アンタは今JKなの。そのJKが、そんな夜中に外出ちゃいけないの。分かる?」
コクコクと頷く。私は、素直な女だ。
「じゃあ、6時ね?分かった?一分でも遅刻したら許さないから」
「はいはい。了解です」
全く、11時にすら外に出ちゃいけないなんてJKと言うのは何てか弱な生き物なのか
「適当だね。ちゃんと、俺の言う事聞いてね?」
結構黒は心配症だ。アレだ、俗に言うツンデレキャラである。正直二次元にいてもおかしくない程の、寧ろ三次元にいるほうが可笑しいのでは?と、錯覚すら芽生えさせられる。
だって、顔まで綺麗なのだ。
漆黒でどこか透き通る様に美しい髪、若干釣り目気味の目は、長い睫毛とアーモンド状の瞳に縁取られ美しい孔を描いている。口はわりと守護欲を駆り立てるような(口で駆り立てられるのも可笑しな話だが…。)口だ。そんな顔で上目遣い&アヒル口されたら誰でも一発K.O.だろうと、予想が付く。
因みに、仕事の際にも彼はこの容姿を大いに利用していた。彼曰くあるものを使わないのは愚者のする事らしい。
「うんうん、聞くよ。私が約束を守らないことあった?」
「……軽く20回はあったね。」
ジト目で見つめられた。私は、目を逸らす。
「ハハッ!ナニイッテルノカワカラナイナァ」
「何なら、その嘘言ってみようか?確かアンタが始めて俺に嘘を付いたのはバディを作って2日目だったね。確か殺しは慣れてないーだったかな?そし「はい。私が悪かったです。」
「絶対に来いよ?」
彼は美しい顔に圧を掛けて私を脅すのだった。
ーーハイ、イキマス
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世界観は妄想の産物です。生温かい目で見守ってください
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