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「ねー。そんなことどうでもいいから、早く先進もうよ。もうマジ寒いんですけど。」
アンバーがシビレを切らした。
確かに、疲労はもうとっくに限界を超え、身を切る寒さに意識も遠のいて行くようだ。
早く次の町へ…。
前のショボい村での話によると、目指す町は観光に力を入れている為、白で統一されているらしい。庶民はイグルーに暮らす。その連なる眺めは圧巻。それを見下ろすように聳え立つホテルは白く美しく立派な作りになっているとの事だ。
そこに泊まれるだけの金は貯めて来た。今の魔物たちも討伐後、持ち物を漁ると結構いい金額を持っていたので、これで少しいい部屋にグレードアップできるかもしれない。
既に伝説の装備を身に着けている事からお気づきだろうがストーリーも終盤。佳境に入っている。
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