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気配は…2体…3体…か。
「いや、4体だ。」
ファハドが告げた。
「ならば、こちらと同数だ。」
オレはソードのグリップをしっかり握り直し、構える。
目を閉じ、息を整える。
背後でイバンが身構え、アンバーが呪文を唱え始める。
静寂に包まれる。
今だ!
阿吽の呼吸で、オレとファハドは飛び出した。
一瞬で振り抜く。
鈍い手応えがあり、敵を切り割く。
ファハドは別の敵に掴みかかる。
おかしな角度に曲がったそれの腕を更にねじ込みながら蹴り上げた。
アンバーの攻撃魔法が飛行する敵2体に命中。
1体は墜落し、辛うじて残る1体がオレめがけレーザービームを放つ。
こいつは避けようがない。
腹にくらう。
うっ!
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