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1.意外と付き合うと悪くないのね
観月彩音は大学生で某大学に通っているのですけれど、
同じ大学で鞠谷美鈴という女性がいるのですが、
その人の事が大嫌いでしょうがありません。
今、私は大学内に居ます。
しかし、その大嫌いな美鈴さんからなぜか知りませんが、
告白されるのです。
私自身はお断りをするのですけど、美鈴さんが私の事を
大好きでどうしてもお付き合いしたいと申すので
お付き合いする事にします。
私の事を大好きって言ってきてお付き合いしたという事は
事実なので頑なに拒む必要性はありません。
美鈴さんとお付き合いする事になるのですけど、
お付き合いしている最中に気が合わない部分が出てくるの
かなって思っていたのですけど、そういう感じはありません。
美鈴さんとお付き合いしていると案外、悪い感じもしないし、
それに相性も悪くないので問題ありません。
そこで私は美鈴さんにお声をかけるのです。
「美鈴さん、どうして私の事が大好きなの?」
美鈴さんはこちらに振り向くとこう言ってきます。
「大好きだから大好きなんです」
「それはそうですけど」
「他に理由は必要ですか?」
「いいえっ、要りません」
私は当然な事を聞いているような感じがします。
あんまり深い事は気にしないで頑張る事にします。
それからというもの、私と美鈴さんはお付き合いしていると
だんだんと密な関係を築いていくと本当に楽しい感じに
なってきて私も美鈴さんの事が大好きになるのです。
こうやって大好きになっていくと私と美鈴さんは正式に
恋人同士となるのです。
恋人同士って事は恋しているという事になりますけど、
それとは別に愛しているという感じもあるので
幸せです。
こうしていると美鈴さんと居ると幸せな気分を感じるので
特に邪険にするつもりもないし、このままの関係で
いいかなって思います。
恋人として接する部分もありますけれど、それでも
私は美鈴さんの事を愛しているのです。
大嫌いな人が今では恋人としてお付き合いしてて
愛している存在なので不思議です。
これからも美鈴さんとは仲良くしていたいです。
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