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マンションの部屋の鍵を開け、廊下に通勤バックを放ると、玄関先で彩也香の頭を押さえつけ、乱暴に唇を奪った。狂った様に角度をかえ口腔を侵していく。
彼女をドアに磔にし、逃げる事を許さなかった。
息継ぎの合間に
「どうして…」
と俺が漏らした言葉に、彼女は瞳を大きくしただけで、後は目を伏せ成すがままだった。
狂暴で長い口づけを続けながら、ベルトを外す。その音を聞いて、
「いや!」
と、初めて彼女は声を出した。
身動ぎする彼女の身体を押さえ、スカートを捲し上げ下着を勢いよく下ろした。
「止めて!」
焦った様な顔の彼女を無視して、蜜口を触る。愛撫もそこそこなのに、案の定出来上がってる。彼女はキスに弱い。
臀部を鷲掴みし持ち上げ、彼女を思いっきりドアに縫い留めるみたいに、貫いた。
「あ!ああっ」
彼女は最初に一声嬌声をあげたものの、後は口を結んだ。
俺が突き上げる度、ドアがカダガタと音をたててる。
「…どうして、黙ってた?」
やっと尋ねた。
彼女の片手は体を支える為、俺の肩を力強く掴み、もう片方は必死に口を覆い、善がり声を涙目で耐えているので、返答はない。
俺の部屋は角部屋だし、セックスの声が隣近所に漏れる事はまずない。
しかし玄関近くは例外だろう。
ドアをガタつかせ、男女の喘ぎ声が聞こえたら、中で何をやってるかバレバレ。
乱暴な事をしてる自覚はあるが、腰を振るのを止められない。10日ぶり位のセックス。
ドアの金属の冷たさを、皮膚は伝えてるのに、彼女の中だけ熱い。
避妊具をつけてないので、初めて直に感じる彩也香の中が、超絶気持ち良い。
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