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お互い着衣したまま、繋がるとこだけの最低限な露出で、 叩きつける様な俺の一方的な行為。 なのに彩也香の中は熱く溶け、うねり、伸縮し、もっと奥へと誘う。 以前、泥酔した彼女が『ドS大好き!鬼畜キャラ好き~』と絶叫していた。 その時は何故虐げられるのが好きなのか、分からなかった。 付き合い始めて、何回か肌を合わせる様になってから、多少荒々しい時の方が、彼女は濡れる事を発見した。 だからと言って、女性を乱暴に扱うのは主義に反するので、専らセックスの時、言葉で辱しめ犯した。それは効いた。 「…淫乱、アイツにも…こんな?」 思いっいきり彼女は目を見張り、ブンブンと首を振る。 俺は限界を感じて激しく打ち付け、始まりと同様勢い良く抜いた。白い液が飛び散った。 「えっ!?」 その時ようやく彼女は、避妊具なしだった事を理解した様だ。放心した顔になる。 暫く壁に寄り掛かっていたが、 「中に入ろう。」 と彼女の肩に手をかけたら、軽くビクッと震えた。 ああ、ヤバイ。やりすぎた。 その後、俺の促すまま動いてる彩也香は、靴を脱ぎ、鞄を置き、先にシャワーを浴び、部屋着に着替えた。 俺が風呂場から出た時、彼女はしっかりした表情で、ソファーに座っていた。 「聞いて。」 と彼女は切り出し、訥々と話し始めた。 俺に静村さんが元彼だと言わなかったのは、 出張中に余計な心配をかけたくなかった事。 隠すつもりはなかったが、敢えて俺の耳に入れて、ギクシャクしたくなかった事。 再会こそ驚いたものの、自分の心中が穏やかだった事。 今は静村さんも恋人がいるし、自分も結婚するのだから、同僚以外何者でもない事。
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