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「さっきは、きちんとしなくてゴメン。」
彼女に覆い被さりながら、頭を下げた。
「そうだよ。びっくりしたよ。着けないなんて…」
「あ、それもだけど、これ。」
と言いながら、彩也香の胸を揉む。
その感触からブラはしてない。
部屋着の前を開けると、早くもそそり立ってる乳首が目に入る。
「ちゃんと可愛いがんないとね。」
「痛くしないでね…」
乳首をしゃぶりながら、頷く。
今度はいつも通り時間をかけて、愛そう。
乳房のまわりから、鎖骨、首筋、唇、鼻筋、瞼を行ったり来たりしながら、各ヵ所にキスを落とす。たまに強く吸ったりして跡をつける。
その緩慢な愛撫に焦れて、彩也香の両脚が擦り合わさる。
俺は片膝をソファーについたまま、体を起こし、彼女の左足だけを引き上げた。
その時ピチャリと微かな音が聞こえた。
愉しい。
見つめ合ってた視線を外し、彩也香が手で顔を隠したから、自分自身の状態が良く分かってるのだろう。
親指から始まって小指まで、さっきと同じ様に足の指も舐めた。
反対の足も執拗に、丹念に。
悩ましい吐息が聞こえ始める。
彩也香の部屋着の下に手をかけ、アイコンタクトを送ると、期待する様に俺の目を見返してきた。
可愛い!
下着だけになった彼女は、両腕で胸を隠してる。
激・可愛い!
顔を赤らめ、そんなポーズをとったら男の嗜虐心を煽るだけなのに…
小動物みたいに小柄な彩也香さんと付き合ってから、好きな女子を苛める男子の気持ちが理解出来た。
彼女が胸を隠してるならと、
腹部から下、爪先まで最大限に両手を撫で這わせ、軽いタッチのキスから濃厚なキスマーク、臍まわりを舐めあげたりと、胸と彼女の大事な所は触らず、故意に焦らした。
呼吸が浅くなってるのに、おねだりをしない彼女を睥睨し、
「イヤラシイ…」
と無表情を装い、染みた下着に指を這わせ、爪でカリコリ擦った。更に染みる。
「誘ってるの?」
ここからはお互い我慢大会、彼女が欲しがるまで、あげない。
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