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久しぶりに嫌な気分になった。
詰んだ、
もう死ぬのわかってたから死ぬ前に目を覚ました。
最初は昔の家の掃除とかをしていた。
多分これはこの前行ったからだろうね。
家にある私物やらを捨てたり、整理整頓したり、今の家に持っていきたい物をまとめたりしていた。
母と一緒にいた。
片付けが終わって、重い荷物を持って今の家に戻ることにした自分と母。
今から高速バスに乗って行かなきゃいけない。
現実では始めてみるバスターミナルの建物。
入口の直ぐ右側に切符売場があって、入口から見て左はどうやらコンビニで、右側はわからない。多分通路。
母が切符を買う間、自分は重い荷物を持ってキョロキョロ見渡していた。
そしたら
女の悲鳴が少し遠くで聞こえてきた。
入口から見て左側のところからだ。
人がそこから逃げ出してきているのが見えた。
その人たちがこっちに向かってきて、そしてそのまま通り過ぎターミナルの建物から出て行った。
何人かは自分と同じで何がなんだかわからず左側が気になっている。
いや、こういうときはどういう状況かわからなくても逃げるのが一番良い。
そう思ったが、母も気になったのか、悲鳴が聞こえた方に行こうとしている。
自分は必死で止めた。
行かない方がいいよ、危ないからとりあえず逃げようって言った。
母がわかってくれたのか、建物から出て、自分もついて行った。
ちなみに時刻はだいぶ遅い時間だった。
ターミナルの周りには何もない。
大きい道路と木しかなかった。
つまり逃げ場はない。
だけど道路に何台か車が走っている。
みんな考えることは同じで、なりふり構わずヒッチハイクしていた。
車を止めようと道路の真ん中に立っている人、そんな人にクラクションが鳴ったり、車に乗せてくれと大声で叫ぶ人がいたり、悲惨な状態だった。
自分たちもその人たちと同じで、車に乗せてもらおうと必死だった。
運良く乗せてもらえたが、トラックみたいなものが自分たちの荷物のせいか、車が横転してしまい、ダメになってしまった。
そのとき荷物を諦めた。
命の方が大事と思ったから。
そしてまた誰かに乗せてもらおうと車の前に飛び出した。
だがどの車も止まってくれなかったり、他の人がすでに乗っていたりした。
しょうがないからとりあえずターミナルから離れることにした。
自分たちと同じで何人かは歩いていた。
何かが起きているあそこからとりあえず離れることだけを考えた。
そして逃げながら気になったことを聞いてみた。
一体あそこで何があったのかと。
ある女性が教えてくれた、若い人を刺し殺しまくっているって。
じゃあ自分たちは大丈夫だったんじゃないか?
いや、それでもその時は怖かったんだ。
いつも死にたいと思っているのに、いざこういうことになると死が怖くなる。
情けない。
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