親友と

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親友と

思春期真っ只中の私は親友と呼べる友達に母の恋人の事を打上げた。当然の如く、お金をくれるのはおかしいと男に対し私の為か怒っていたが、私は少し納得のいかない心情のままやはり変な関係だと再確認した。  父のことは何故だが言いたくなかった。その子に父親という存在がいるからだろう。父がいないからと言って私に害はない。そう感じたとき私にとって父はお金をくれる家族だと顔も禄に覚えていない上に金だけよこせという何とも実子でも可愛くない事をと、娘の誕生日を忘れる父なら親の顔も覚えていない子も子だとそこに唯一の血の繋がりを見つけた。
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