乙女心と

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乙女心と

東京に来てからと言うもののそういった母の浮かない話を聞き、驚きつつも期待を寄せ新たな男の素性を問いただす。今度こそは不倫ではなければ良いかと楽観視していたが、中々沼から抜けられない母は別の男と不倫をしていた。失望なんてしなかった。いつだって女は恋をする顔が親であろうが、婆さんにしろ可愛いものなのだ。私は積極的に男に会ってみたいと申し出る。母を一秒でも多く幸せにしてくれる男の顔が見てみたいとその一心だけ。
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