…はぁ?

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しばらくして、魔王が再び玄関にやって来た。 「どうだろうか?」 魔王は少し照れた様子でこちらを見ていた。 烏丸さんにもらった服は上はネイビーのVネックニットに下はチャコールグレイのテーパードパンツで、背の高いガッチリ体型の魔王に似合っていた。 ただ、セーターの袖丈やパンツの裾丈が若干短いようであるが。 「真王(魔王)ちゃん、似合ってるわね。やっぱり若いからいいわねぇ~。おばさんがもう少し若かったら絶対、真王ちゃんと付き合いたいわ~」 烏丸さんは上機嫌で言った。 それに対し、魔王は見慣れないのか不安そうに坂本を見ている。 その後も何度か烏丸さんにもらった服を着て見せにきた。 烏丸さんは終始ご機嫌であった。
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