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生まれてきてしまったがために 生たる罰負う我々だ 鉛の心臓(やす)り散らしては 再び飲み込み生きていく 鬼目のままに現る銀も 見る間見る間 (にぶ)り 濁り その顔映す(いとま)なく 眩み暗みに (くら) (くら) () あら、一段細かく他方から 私という傷はいなくなる さて、あなたの心臓に 私という傷はいなくなる……
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