✳︎ショートストーリー2✳︎

12/16
前へ
/69ページ
次へ
……… 数日後…若菜と俺は 元彼に会い 話し合いをした 何とか穏便に話をし 解決した 次に 俺の親に会わせるため 若菜に時間を作ってもらった 実を言うと 俺の両親は数年前に亡くなっていた お袋は俺のことを産んだ時、高齢だった 親父が先に病気で亡くなり 追うようにお袋が亡くなった 若菜を連れてお墓に行くと驚いていた 「…龍一郎さんの ご両親亡くなってたんですね。」 「うん…兄弟も居ないから 孤独だよ…まぁ 親戚は居るけどな。 遠いから殆ど会うこともない。」 そう言うと… 若菜はお墓の前でしゃがむと 手を合わせて 両親に語りかけるように話す 「初めまして。 龍一郎さんとお付き合いしてます。 飛鳥井 若菜です。 私が家族になりますので 心配しないでください。」と言った 「ありがとう。…若菜。」 そう言いながら 若菜の隣にしゃがみ 俺も両親のお墓に向かって 手を合わせ祈った …… … おれの両親のお墓参りから 1週間後 今度は若菜のご両親に 挨拶に行った… 若菜が事前に話してくれていたのか 両親のことはいっさい触れないでいてくれた 「若菜さんと結婚させてください。」 俺が頭を下げながらお願いすると 「若菜のこと…よろしくお願いします。」 すんなりと若菜の両親は許してくれた それから俺たちは 先に入籍をしてふたりで 住むための 新居を探した お互い今住んでるところは ふたりで住むとなると 今後、家族が増えることになると 少しでも広い所が良いのではと 話し合って決めた 続く ………
/69ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加