✳︎ショートストーリー2✳︎

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……… やっと…式を挙げられるところまで出来た 若菜のご両親に連絡したら 家族だけなのに 感謝されてしまった やはり娘の花嫁姿だけでも 見たかったのだろう… 早速、式場に予約を入れ 若菜のドレスを見に行った ウェディングドレスを着た 若菜が試着室から出て来た… 綺麗だ…やはり式を挙げることにして 良かったと思った 「どうですか?」 照れてるのかムスッとしてる若菜 「綺麗だよ…若菜。」 素直な言葉が俺の口から出た 「本当、奥様お綺麗ですよね? ウェディング用のメイクしたら もっと綺麗になると思います。」 式場のスタッフが満足そうに言った お世辞でもないことが こんな俺にも分かった… 「ありがとうございます。」 照れながらも若菜はお礼を言った 「すみません。少し席を外しますね。 他のドレスも試着出来ますので その時はお声かけてください。」 スタッフはお辞儀をして 部屋から出て行った スタッフが出た後 若菜は小さいため息をつき 「試着するだけで疲れちゃいました。」 と言った 「他にも試着したらどう?」と俺が言うと 「う〜ん…これで良いです。」と若菜 …… … 家族だけだから 準備は順調に進み 結婚式当日になった 式だけ挙げ 食事は式場のあるホテルで 両親とすることになった… 支度があるから 若菜は先に式場へ 俺は後から向かった… 続く ………
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