第3話 創世者

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第3話 創世者

福岡のコミュニティーが滅び、人類最後の生き残りとなってから2週間、食事や睡眠時間を犠牲にして作業を進めたおかげで遂に戦闘アプリの強化に成功した。 早速、私とライトは集落の外に出て新兵器のテストを行った。 「よしあの捕食者(イーター)で試そう」 前方20m先に体長3mのウミガメの姿をした捕食者(イーター)を発見した私はある行動に出た。 「ほら捕食者(イーター)君、私のスベスベ肌のお肉はいかがかしら? 霜降り和牛より美味しいわよ」 私は恥も知らずにスカートをチラッとめくりながら色仕掛け作戦に打って出ると グオオオオ 「来たわねエロ親父。戦闘アプリ起動! 」 私は愛用のバトルスプーンを捕食者(イーター)に向けアプリを起動すると、いつもと違い空気の流れが変わり草花からの酸素や生命力、太陽の光が吸い込まれるように身体を包むと私の体内にある水分と結合を始めバトルスプーンが黄金色に輝いた。 「す、凄いパワーを感じるわ」 「サキ今だ、その力で奴の堅い心臓を貫け! 」 私は渾身の力を込め稲妻のごとく捕食者(イーター)の甲羅に強烈な一突きを食らわせると紙のように簡単に貫き捕食者(イーター)は灰と化して崩れ去った。
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