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私の記憶はそこで一度途切れていますね。
あの時、きっと私は死んだのだと思います。
まあこれも、一概には言えないんですけど。
今は柔軟に対応するべき時だと考えた私は、ここは死後の世界なのだろうかと、とりあえず辺りを見渡してみました。
地面一面は光り輝いてまるで……いや、いいですか、部屋の話しなくても。
めんどくさいんで。
ここは気をつけた方がいいなと、周囲の環境に対して身構えていると、突然どこからが声が発せられました。
「目が覚めましたか?」
誤解を恐れずに言いますと、ザ・女神といった風貌の美しい女性ですね。
あれが恐らく、今回の事件を起こした張本人かと思うと不快感を覚え、非常に気分を害しました。
ここはしっかりと大人の対応を取って、相手が意思疎通を図ることが出来る存在か見極めていきたいところです。
あわよくば、平穏な元の暮らしに戻してもらいましょう。
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