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ガラガラ
ドアが開く音と同時にみんなは席につきはじめた
「はい席につけ~。」
知らない人が入ってきた。
恐らく新しくこの学校にやって来た先生なのだろう。
初めは誰もがそう思っていた。
・・まだ教室はにぎわっている
「ええ~お前らを一年間世話する事になった・・・」
黒板に字を書き始めた。
次の瞬間、僕は一瞬目を疑った。
みんなもしずまりかえっていた。
黒板に大きく[先生]と書いていたのだ。
「先生です。」
・・ギャグのつもりか・・・・
とりあえず笑ってあげた。
みんなも仕方ない感じで静かに笑っていた。
すると誰もが予想しない事がおきた
「笑うんじゃない。
人の名前で笑うなんて最低だ~!」
甲高い声で僕らを怒鳴り付けた。
数時間前のにぎわいが嘘のようである。
「先生の名前は先生である!」
・・・はぁ?馬鹿じゃねぇの
心の中で思っていた。
「先生であるだって~キモ~。」
「テンションの高い奴だ」
みんながひそひそと話はじめた・・
何を思ったのか
僕は先生とやらに質問した
「・・・本名なんですか?」
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