第一印象

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「安心しろ! こんなこともあろうかと 先生は15分早めに来ている!」 みんなはまたそれぞれに話をしはじめた。 僕は殺意が芽生えた。 「まだ授業まで10分あるぞ! さぁ先生と恋バナナしよう!」 人を本当に本気で殺したいと思ったのは生まれて初めてだった。 まだ5分しかたってねぇのかよ。 なんで先生と恋バナしなきゃなんねぇんだよ。 まじ理解できねー しかも恋バナナって言ってたよ。 馬鹿じゃねぇの死ねよ。   その後先生は性教育について10分くらい語り始めた。 さらにはここに書くことの出来ない濃い内容の下ネタを連発し、自分でうけている。   みんなはドンビキしている。 あるいは 寝ているか話を聞いていない。 僕の右手には知らない内にカッターが握られていた。 ナイフやハサミなどの刃物を持っている者もいた。 みんなは次に何かほざいたら もう飛び掛かって鋭利な刃物で刺し殺そうとしている。 どこまで空気が読めない先生なんだ・・ そんな空気になっている所でチャイムが鳴った。 「あっ授業の用意忘れたからとりにいくわ~。 ばいばいき~~~ん。」 そう言って先生は教室から出ようとした。 クラスの誰もが二度と来んなと思ったその時   ガラガラ   誰かが入って来た。 校長先生である。 僕達は校長先生に 「この先生くびにして!」 と言った。 クラスが一つとなった瞬間であった。 すると校長はこう言ったのであった。
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